制震システム

自然災害の被害を最小限に


 ユニバーサルホームでは、阪神淡路大震災や新潟県中越地震レベルの実大振動実験で優れた性能を証明した制震装置「MGEO-N63」を新築木造住宅に採用しています。


 この制震装置は、地盤や敷地条件に幅広く対応でき、多雪地域でも施工が可能です。建物1階上部の振れ幅を、最大2分の1に軽減できる強さを発揮。建物自体の揺れも早く収めるため、建物の損傷も少なく、震災後に生じる様々な補修費を最小限に抑えることができます。


 また、地震の脅威は一度だけとは限りません。大地震が発生した後も、ほぼ同規模の大きな余震が立て続けに襲ってくるケースもあります。「MGEO-N63」は、繰り返し効果を持続できる優れた耐久性と耐候性を備えているので、度重なる地震にも安心です。また、大型台風や暴風に対しても高い減衰効果を発揮します。


 ユニバーサルホームの家は、建物の構造そのものの強度で地震の揺れに耐え、倒壊を防ぐ耐震構造と、揺れを吸収する「MGEO-N63」とを組み合わせて、「耐震」+「制震」を実現。安全・安心に暮らせる家を追求しています。


 2011年の東日本大震災では、全壊した地域の中で、ほぼ無傷で残るユニバーサルホームの家がありました。仙台市若林区は震度6弱、3mの津波に見舞われましたが、そこに建つユニバーサルホームの家は災害に耐え、居住者は震災から数カ月後にライフラインが復旧すると同時に避難先から戻り、震災前の生活を始めることができたといいます。制震装置が揺れを軽減させて倒壊を防ぎ、床下がない地熱床システムの効果で、津波が来ても浮力で持ち上げられず、家が流されるのを防ぎました。


 少し遡って、2004年の新潟県中越地震でも住家被害は約1万7000軒ありましたが、ユニバーサルホームの住宅は、倒壊・半壊ともにゼロでした。

伊那谷は地震と水害に注意


 長野県南部地域では、津波の心配こそありませんが、大雨による河川の氾濫はたびたび起こる地域です。昨今は、短時間に大量の雨を降らせるゲリラ豪雨や長雨による河川の決壊なども日本各地で発生しており、この地域でも安心できません。


 伊那谷は天竜川や支流の氾濫が懸念されます。平成18年の豪雨では、天竜川河川敷にあったスポーツ施設などが流され、決壊こそありませんでしたが、危険水位に達し、周辺住民を不安にさせました。


 地震についても、日本列島は地震列島と呼ばれるように、地震と無縁な地域は無いと言われています。この地域は駿河湾を震源とする東海地震や、紀伊半島沖を震源とする南海トラフ地震のほか、大小の断層が幾重にも走る伊那谷でも直下型の地震が懸念されています。断層が連動した際の揺れは震度6に達すると言われていますから、家づくりに地震対策は不可欠といえます。


 自然災害の被害をできるだけ抑え、家族の命を守ることができるのはユニバーサルホームです。